
ソルバーはプリプロセッサで作成した計算用データを読み込んで、計算を行う部分です。利用者はファイルを指定するだけで、特に作業を必要としません。また、計算過程の状況などを把握するために、モニター機能を備えています。
また、熱設計PACのデータファイルはそのまま汎用版STREAMのソルバーでも実行可能です。
高速演算
熱設計PACは汎用のSTREAMと同様、高速演算によって短時間に多くの解析を行うことのメリットがあります。特に熱設計では、様々な条件を検討する必要があるため、短時間に多くの計算結果を得られることは、ソフトウェアを有効利用する上で大変重要なことです。
また、高速で演算できるということは、大規模の問題に対しても常識的な時間で計算できるということになり、設計用のCADデータをそのまま計算に利用するなど、制約が少ないことも特長として挙げられます。
■■計算速度例■■
1)液晶プロジェクタ 451万要素 128サイクル 4時間28分(Opteron885 2.6GHz)
2)DVDカーナビ 353万要素 137サイクル 2時間17分(Pentium4 3.6GHz)
3)電子機器基板 69万要素 171サイクル 30分(AthlonMP 1.8GHz)
モニター機能

構造格子の演算は、高速と安定性に最大の特徴があります。 限られた設計期間で何ケースの検討ができるかは、製品の設計・開発において大変重要なことです。
計算状況はJOB管理画面で確認し、計算のバッチ処理や途中経過、中断、継続などの設定変更が可能です。 また、計算終了をメールで知らせる機能なども備えているため、計算機が離れたところにある場合でも、時間ロスの少ない管理が行えます。
熱設計PACと汎用版(STREAM)の計算機能比較
| 計算機能 | 熱設計PAC | STREAM | ||
| 格子 | 構造格子 | 直角座標 | ● | ● |
| 円筒座標 | ● | |||
| 非構造格子 | (移動物体) | ● | ||
| 数値スキーム | 有限体積法 | ● | ● | |
| 有限要素法 | 移動物体 | ● | ||
| 格子関連機能 | 三角柱要素 | ● | ||
| 周期境界 | ● | |||
| 物理モデル | 流体 | 非圧縮性流体 | ● | ● |
| 圧縮性流体 | ● | |||
| 定常・非定常計算 | ● | ● | ||
| 乱流モデル | 標準k-ε | ● | ● | |
| 高レイノルズ型 | 2種類 | |||
| 低レイノルズ型 | 1種類 | 2種類 | ||
| 代数応力モデル | ● | |||
| 温度場二方程式 | 2種類 | |||
| 熱解析 | 熱伝導(固体/流体) | ● | ● | |
| 対流熱伝導 | ● | ● | ||
| 乱流熱伝達 | ● | ● | ||
| 輻射 | 形態係数 | ● | ● | |
| フラックス法 | ● | |||
| ファンモデル | ● | ● | ||
| 伝熱パネル | (輻射考慮可) | ● | ● | |
| 湿度・結露 | ● | |||
| 日射 | ● | |||
| 拡散 | ● | |||
| 凝固・融解 | ● | |||
| 自由表面 | ● | |||
| 多種流体 | ● | |||
| 粒子追跡 | ● | |||
| 化学反応 | ● | |||
| 燃焼 | ● | |||
| 熱回路網モデル | ● | ● | ||
| 関数機能 | 境界条件 | ● | ● | |
| ユーザー関数 | ● | |||
| 計算制御環境 | オンラインモニタリングシステム | ● | ● | |
| ジョブ管理機能 | ● | ● | ||



