
プリプロセッサは、計算を行うためのデータを作成するプログラムです。CADからインポートした形状データからメッシュ生成、条件設定などを行います。 SCRYU/Tetraのプリプロセッサは、CAD修正機能や条件設定ウィザードなど、利用者に分かり易いGUIを備えています。
特徴的な機能を実際の作業手順に沿ってご説明します。
メッシュ生成
SCRYU/Tetra は複雑形状に対して、八分木を作成し、形状および流れの状況に応じて、自動または手動でメッシュの粗密を決定します。アドバンシングフロント法による自動格子生成では、四面体、五面体、六面体が作成できます。四面体と六面体は主に空間を構成する部分に、五面体は流体解析で重要となる壁面近傍に境界層として挿入されます。

解適合機能
通常、格子の粗密は利用者が計算前に設定しますが、解適合格子は、計算状況に応じて格子の粗密を自動決定する機能です。流れや圧力の変動が大きい部分の格子を自動的に細かくし、結果的に必要最低限の格子で、かつ、利用者の癖などが結果に影響しない格子を作ることができます。

条件設定
汎用熱流体解析のSCRYU/Tetraは多くの現象を計算することができます。一般的に多くの設定ができるソフトウェアは、設定項目が多く複雑になりがちですが、SCRYU/Tetraでは、基本的な条件設定は、ウィザードに沿って設定をしていくように整理されています。
各条件設定のウィザードは、計算したい現象を選択すると、必要な設定部分だけ表示するように改良しているため、設定の抜けや分かり難さを解消しています。

また、各ウィザード画面では、設定できる領域名のみ表示するため、設定の間違いや重複などを防ぐことができます。

CAD修正機能
SCRYU/Tetraは計算用のモデルを三次元CADから取り込みます。万一このデータに不具合があった場合、そのまま格子生成をすることができません。そのため、SCRYU/TetraにはCAD修正機能があり、頂点の接合など複数の修正機能を備えています。 また、修正作業を自動化するCADthruもございます。→CADthru製品紹介

手作業ではとても修正できなかった形状の不具合を一定の精度で自動修復することができます。同時にこのラッピングを用いて、形状を簡略にすることもできます。
また、最新版では、必要な外形線を残してラッピングすることができます。

Pre機能一覧
| 形状データ編集 | CADインターフェイス | Parasolid(.x_t) , STEP , STL , DXF(3D-FACE) |
| 形状(メッシュ) インターフェイス |
ABAQUS(.inp) , ANSYS(.cdb) , Design Space(.dat) I-DEAS(.unv) , NASTRAN(.nas) |
|
| データ修正機能 | 重複面の検出・修正 | |
| 交差した面の検出・修正 | ||
| フリーエッジの検出・修正 | ||
| 微小エッジ、フェースの検出・修正 | ||
| 欠落した面の生成 | ||
| ラッピング(外側/内側)、欠落した面の生成 | ||
| 形状変更機能 | 領域形状の作成(直方体、円筒) | |
| 挿引による面の生成 | ||
| 外形点・外形線の抽出 | ||
| 格子作成機能 | アドバンシングフロント法による自動格子作成 | |
| 挿引による要素生成 | ||
| プリズム層挿入機能 | ||
| 解析条件設定機能 | ウィザードによる対話型設定 | |
| 操作、制御環境 | ツリー型メニュ表示 | |
| 連続実行機能:メッシュ作成から計算実行までの自動化 | ||
| 操作ヒストリー機能 | ||
| キーボードマップの登録機能 | ||
| マウス操作汎用化機能 | ||



