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ビオ数


固体表面からの熱伝達と固体内部の熱伝導の比を表した無次元数です。
熱伝達係数を h [W/(m²·K)]、代表長さを L [m]、固体の熱伝導率を k [W/(m·K)] とすると、ビオ数Bi は以下の式によって求められます。

ビオ数 計算式

ビオ数は熱伝導に対する熱伝達の速さを表しています。
ビオ数が小さい場合には、熱伝達に比べて固体内部の熱伝導が速いため、物体内部の温度分布はほぼ一様であると見なせますが、ビオ数が1を超えると熱伝達に比べて固体内部の熱伝導が遅いため、固体内部の温度勾配の影響を無視できなくなります。
なお、ビオ数という名前はフランスの物理学者 ジャン=バティスト・ビオにちなんだものです。

熱伝達係数、代表長さ、固体の熱伝導率を入力し、
「計算」ボタンを クリックすると、ビオ数が表示されます。
デフォルト表示の熱伝導率は機械構造用炭素鋼S35Cの値です。
なお、計算結果は参考値です。
熱伝達係数
[W/m²K]
代表長さ
[m]
熱伝導率
[W/(m·K)]
  ビオ数

※本計算ツールは、無償で提供するものですので、その品質や性能についていかなる保障もされておりません。したがって、利用者は自己の責任において使用することとし、使用することで生じた損害の一切の責任を弊社は負いません。