Y+
壁面からの無次元距離のことです。「壁座標」と呼ばれることもあります。
壁面摩擦速度を u* 、壁面からの距離を y 、動粘性係数を ν とすると、壁面からの無次元距離 y+ は以下の式によって求められます。
壁面近傍における乱流の速度分布は y+ の値によって大きく以下の3つの領域に分けられることが知られています。
・0 < y+ < 4 : 粘性底層
・4 < y+ < 30 ~ 70 : 遷移層(バッファー層)
・30 ~ 100 < y+ : 乱流層
「パッと知りたい! 人と差がつく乱流と乱流モデル講座」第10回 乱流の計算方法 10.2 壁関数