MAC法
MAC(Marker And Cell)法は、非圧縮性流体の解析手法の一種です。
ナビエ・ストークス方程式、およびナビエ・ストークス方程式の発散と連続の式から得られる圧力方程式を連立して、計算を行います。
もとは質量を持たないマーカー粒子を配置し、これらの動きをラグランジュ的に求めながら、各方程式をオイラー座標系の計算格子(Cell)上で解いていたため、このような名前がついています。
現在では、マーカー粒子は自由表面を扱う場合にのみ配置され、自由表面が含まれない問題に対してはセル上での計算のみが行われます。
「岡さんの『混相流は流体シミュレーション解析で勝負!』」第2回 自由表面流解析