レイノルズ数
慣性力と粘性力の比をとった無次元数です。
代表長さを l [m]、代表流速を v [m/s]、流体の密度を ρ [kg/m3]、流体の粘性係数を μ [Pa·s]、動粘性係数を ν [m2/s] とすると、レイノルズ数 Re は以下の式によって求められます。
レイノルズ数は分母が粘性力、分子が慣性力を表し、粘性力が支配的な場合にはレイノルズ数は低く、流れは層流となります。
一方、慣性力が支配的となる場合には、レイノルズ数は高く、流れは乱流となります。
なお、レイノルズ数という名前はイギリスの物理学者 オズボーン・レイノルズにちなんだものです。
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第18回 層流と乱流の判断 18.1 レイノルズ数の見積もり
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