ヌセルト数
熱伝達と熱伝導の大きさの比を示した無次元数です。
「ヌッセルト数」と呼ばれることもあります。
熱伝達係数を h [W/(m2·K)]、代表長さを L [m]、流体の熱伝導率を k [W/(m·K)] とすると、ヌセルト数 Nu は以下の式によって求められます。
ヌセルト数は対流が生じることによって、静止した流体に対して熱伝達能力がどの程度大きくなるかを表したもので、流体が静止している場合に Nu = 1 となります。
なお、ヌセルト数という名前はドイツの物理学者 ヴィルヘルム・ヌセルトにちなんだものです。