自由表面機能では、混じり合わない液体・気体、液体・液体間の界面がダイナミックに動く解析ができます。
自由表面機能を用いることで図1のように容器内で揺れ動く液体の挙動を解析することが可能となり、
壁面の圧力や液体の重心の移動を計算によって推定することができます。
波の解析や冷却用ギアオイルの解析等も自由表面機能の対象となります。
図1 容器内を揺れ動く液体の解析
図2 サイフォンの解析
図2のように高低差のある容器を隙間の無い管で繋いだサイフォンの解析も自由表面機能によって計算することが出来ます。

図3 船体の定常解析
静水中を進む船体や河川の橋脚周りの流れも自由表面機能によって解析することができます。この際、時間的に変化の無い定常状態があると仮定できる場合には、定常解析を実施することで非定常解析よりも短い時間で定常解を得ることが可能となります。図3は船体の定常解析の解析結果です。