粒子追跡
粒子追跡機能では流れの中の粒子の挙動を解析することができます。
煙やホコリのように粒子の大きさが十分小さく、粒子の動きが流体の動きに殆ど追従していると見なせる場合には、
粒子の動きと流体の速度が一致すると仮定するマーカー粒子機能を利用することで、
動画1のように時間変化する流れの中での粒子や流れの様子を確認することができます。
動画1 カルマン渦列の流れ場での渦度の等高線とマーカー粒子
粒子と流体が相互作用しながら別々の速度を持つような状況も質量粒子機能を用いることで解析することができます。
質量粒子機能では以下サンドセパレータのように流体から粒子を分離するような解析や、
エアレーションのように水中の小さな気泡が浮力によって上昇しつつ周囲の液体を攪拌するような解析もできます。

図1 サンドセパレータ内の流線と圧力
動画2 サンドセパレータ内の粒子の様子