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ポストプロセッサ(機能関連)

画期的な進化を遂げた、まったく新しいPOST

scFLOWの為に最適化されたまったく新しいPOSTと一緒なら、
高速かつ正確なソルバーで得られたシミュレーション結果を手に取るように身近で美しく、
そして説得力を持った描画で再現できます。

シミュレーション結果を思い通りに描画できれば、結果を理解することの助けになるだけでなく、
問題解決への指針となります。これはシミュレーションにおける最も重要なことです。

要素値(上図)と補間値(下図)の表示

図1 要素値(上図)と補間値(下図)の表示

要素単位の表示

図2 要素単位の表示

図3 物体移動を伴う解析

要素定義の変数表示機能で、Solverから出力された要素値と、それを滑らかに表現した補間値とを動的に切り替えて表示することが可能です。
また、要素定義の変数を要素ごとに表示し、節点補間された変数と要素番号、節点番号を重ねて表示することもできます。(図2)

物体が移動を伴う解析の場合、通常は自分の位置(視点)を固定して、物体が移動している様子を観察することになりますが、注目点ロック機能を使うと、物体の動きに合わせて自分の位置を動かし、見たい部分を観察し続けることができます。

アニメーションはパドルファンの解析について翼表面の圧力を表示したもので、左側は視点を固定したアニメーション、右側は注目点ロック機能を使ったアニメーションです。左側ではパドルファンの翼が回転し、全体的な動きを見ることができますが、右側では翼の一部分に注目し、その部分の圧力の時間変化を追うことができます。

頻繁に使用する機能を統計処理により分析し、その結果をGUIに反映させることができます。これにより、従来通りの細かいところまで手が届く多機能な設定ダイアログと、これまでで最も使いやすいあなただけの設定ダイアログとを自由に切り替えることを実現しました。もちろん設定ダイアログをあなたの思うままにカスタマイズすることも可能です

分析結果を反映した設定ダイアログ

図4 分析結果を反映した設定ダイアログ

図化ファイル読み込み速度[sec]の比較

POSTではコンピュータに搭載されているCPUのCore数を最大限活用することにより、従来のバージョンに比べ図化ファイルの読み込み速度が大幅に向上しました。この機能を利用するために搭載Core数分の並列ライセンスを購入することは不要で、POSTを利用する全員が読み込み速度の向上を実感できます。何も指定しない場合は、コンピュータに搭載の理論Core数を自動的に活用します。

“Cradle JoyStickTool”を使えば、汎用ジョイスティック機器で利用されている三次元CADと同様の操作を、ドローウィンドウ上のモデル操作でも行うことができます。ソフトによって操作方法が変わるといった煩わしさから解放され、設計における操作感を解析結果の可視化においても行うことができます。

Cradle JoyStickTool

図5 Cradle JoyStickTool

CGNSファイルの読み込み

図6 CGNSファイルの読み込み
CGNSファイルを直接読み込むことが可能になりました。

描画状態の再現

図7 描画状態の再現

ステータスファイルは、保存された時の描画情報や視点情報を保存したファイルです。ステータスファイルを読み込むことで、保存した時の描画状態を簡単に再現することができます。

また、異なる図化ファイルにも読み込ませることができるので、条件や形状の違う解析結果を、同じ描画状態にして比較するという使い方もできます。

複数の図化ファイルをPostに読み込み、同じ描画状態に揃えて表示させることができます。モデルの回転や拡大縮小も同期して行えるので、見たい部分を簡単に比較することができます。

図8はプロジェクター周囲の熱流れ解析について、部品表面の温度を表示したものです。CPUの発熱量を変えた4パターンの結果を比較し、周囲の部品の温度にどのくらい差があるかを確認しています。

また、同じメッシュの図化ファイル同士なら、流速や圧力といった変数の差を計算して表示することもできます。図9は先程のプロジェクターの解析で、上の段の2つの結果について表面温度の差を表示したものです。ここで表示されている色は、発熱量の高い方の結果から低い方の結果を引いた、表面温度の差の大きさを表しています。

解析結果の比較

図8 解析結果の比較

表面温度の差

図9 表面温度の差

機能一覧