せん断ひずみ速度
流れの中に微小な四角形の流体要素を考えたときに、2つの辺がなす角が単位時間あたりに減少する割合を示したものです。「せん断速度」や「ずり速度」と呼ばれることもあります。
いま、四角形の辺の長さを dx , dy とし、点Aの x , y 方向の流速をそれぞれ u , v とすると、微小時間dtにおける線分ABと線分ADの角度変化量はそれぞれ
(線分AB)
(線分AD)
と表されます。線分ABとADがなす角の変化量はこれらの和によって求められます。それをdtで除して、単位時間当たりの角度変化量に換算したものがせん断ひずみ速度で、以下の式によって与えられます。